Statement

好きな画家の言葉に「絵画とは小さな嘘をいくつも重ねて大きな真実を作ること」というものがあります。この言葉は視覚的な意味であると考えますが、それと同時に私は「絵の中ではいくらでも希望を叶えることができる」とも捉えています。

幼い頃から絵を描くことが好きだった私にとって、絵を描くことは憧れを実現するための行為でした。絵の中で動物になって虹を渡ったり、朝と夜が共存した森に住んだり。現実では実現できない憧れの世界を紙の上で叶えてきたのです。

それは今でも変わらず。

自分も歳を重ね、憧れの対象は変われども、絵がそれらを叶えるためのツールであることに変わりはありません。戻れない時間やもう存在しない場所、あまりにも一瞬で切り取ることのできない光や影など。それらを様々なモチーフとして絵画に登場させ表現しています。

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